こんにちは、飲食店コンサルタントのキミタです。
飲食店のシフト管理は本当に大変です。飲食に限らずアルバイトさんを中心に営業をされている業種は本当に大変です。それぞれの個人の時間や急な休み、個人の求める能力など様々な状況やシチュエーションが多いです。その点、正社員ならある程度、技術や会社が求める事を理解した上で働いてもらえるので手がかからないですね。
本記事はそんなシフトの管理にまつわるお話をしていこうと思います!
最後までお付き合いください!
飲食店のシフト構成
飲食店では基本的に店舗に配置する社員数とアルバイト数の割合が3:7で構成されます。(または2:8か1:9)
正社員の雇用して同じ人数を稼働させるととんでもないことになります。
ざっくり月給30万の社員(額面)の時給換算は30万÷176(1日8h×22日)=1,704円
最低賃金のアルバイトでは1,150円前後。
1人1時間554円も違いが出ます。
稼働すると1ヶ月で1人10万も差が出ます。これが飲食ではなかなかできないのです。よほどの高単価業態では可能ですが、とても厳しいのが現状です。
なのでアルバイトさんを活用するしかないのが、こういったサービス業になります。
しかも正社員は暇だからと言って早上がりで。なんてこともできません。
無駄だとわかっていても発生してしまうのは正社員の雇用を守っていることの要因の一つです。
つまり、店舗には「管理監督者1名〜2名に対して20名〜30名のアルバイトさんを管理している」ということになります。
ちなみに私はMAXで正社員4名、アルバイト70名のシフト管理を行ってました。学校の2クラス分に匹敵します笑
時給や時間数のお話はこちらから確認できますので参考にどうぞ!
アルバイトの事情
そんなアルバイトさんですが、いることで助かるのも飲食店です。
ですが、アルバイトはアルバイトでそれぞれが事情を抱えています。
- 学生のアルバイト
- 主婦のアルバイト
- 掛け持ちのアルバイト
など、店でのアルバイトがメインではなくサブになります。フリーターとかでもメインで1本でやられている人は今の時代は少ないと言えるでしょう。
どういった問題が生じるか。
- シフトが不安定
- 学業や子供の事があると優先はメインの方に。
- アルバイト同士で予定を立てる
- 繁忙日など(土日)のシフトが少ない
- 世間一般の休みのシフトが少ない(お盆や年末年始、イベント毎など)
- 扶養オーバーの制限など
これはやはり、学校は平日で休日しか遊ぶ時間がないこともありますし、主婦さんとかももちろん旦那さんの休みの日は家族が大事です。仕方のない現象となります。
ただ、すべてのアルバイトさんの事情がそうとは限りませんし、本当にそれは様々です。
そうじゃない方で固まっている飲食店などもあると思いますし、当てはまって苦労ばかりしている飲食店の皆さんのあると思います。
私の時はやはり、病欠や突発的な休み依頼でシフトの人数に穴が出ることがありました。当日の何時間前ですと代わりを探すのも一苦労。やむなくエリアを縮小して営業を行ったりしたときもありました。
どこまでを許容してどこまでをルール化するのか。明確にすると良いのかも知れません。
それでは改善方法についてです。
改善方法のご紹介
時代背景や会社などで対策を講じられているとは思いますが、一例としてお聞き頂ければ幸いです。
- 採用時にある程度の条件を盛り込む(相手の立場を尊重した条件)土日は両方ではなくどちらかなど。年末年始などは出勤前提で盛り込むなど。
- 提出シフトの方法など(回数など)特別な事情がある場合は除く
- 提出シフトの休みルール
- 繁忙日の時給を上げる(人が欲しい日などはあえて入りたい欲を上げる)
- 突発的な人員減に合わせて社員をポジションINしない(余裕ポジション)
- タイミーなどの活用を視野に入れる(突発はいつまでに連絡するルールあり気)
などが、上げられます。
いかがでしたでしょうか?
もちろん、これで完璧!なんてわけにはなりません。その他にも事故やアクシデント、普通にバックレなど問題は山積みですし、絶対になくなることは有りません。笑
ただ、少しでもストレスを軽減し、日々の行うことをスムーズにやっていただきたいと思っております。一番の解決方法は社員の配置ですけどね笑
こんな状況も加味して、働いている正社員には本当にお疲れ様です。と言いたい。
お客さんとして行ったときも多少のことなら許せちゃうのが私です。
皆さんも飲食店へのイメージを少しでも変えて優しく接して上げて頂けますようにどうかよろしくお願いします!
それでは最後までお読み頂きましてありがとうございました!
Food Relation Management
キミタ(Blog name)