飲食店の人件費はどうやったら節約できる!?利益確保のための5つの判断!

こんにちは!飲食店コンサルタントのキミタです!

前回の記事で飲食店の人件費についてお話しました。

今回の記事はこちらの続編?(ではないですが・・・)更にディープな部分に触れていきたいと思います!

■時給と時間数の関係

皆さんはアルバイトさんの時給をどのくらい評価してますか?よく耳にするのは「時給を上げる事で人件費が上がってしまう」という声を聞きます。間違ってませんが、問題はここではなく、時給に対して求めることを遂行してもらう事、またはあげたことによってなんの結果が得られるか。この本質をしっかりと理解していないと大変なことになってしまいます。

結論から言うと・・・時給をあげなくても必要以上の時間数を使っていれば人件費は高騰します。

下記の表をご参照ください。

説明すると。

  1. ざっくり個々の能力に合わせて戦力評価としてます。(これはそれぞれのオーナー様や管理者様で価値観が異なりますので具体的に書けません)
  2. 戦力評価に対して時給を設定してます。
  3. ベテランさんを3人入れたシュミレーションシフトが上に作成。平均時給1,403円戦力評価23となります。
  4. ベテランシフトに合わせて混ぜながら戦力評価23にメンバーを揃えました(時給が低いメンバーを中心に)6人必要ですが、平均時給は1,295円となりました。
  5. それぞれのチームで6時間の勤務を実施。
  6. ベテラン:25,260円の給与、混ぜ混ぜチーム:46,620円の給与。

結果、21,360円のプラスで使用していることとなります。

考え方の問題ですが、ベテランチームは効率、サービス、要領など長けてる分少人数でも効率的に業務遂行が行なえます。しかし、混ぜ混ぜチームには不慣れな新人さんもいれば中堅メンバーも多く存在します。お客様の満足度のためには同数の戦力評価をすることが必要となる場合、どうしても人数でカバーするしかありません。なので単純にベテランチームの倍の人数が必要となります。(※そもそも組んでもまともに営業できませんが、新人さんだけなら23人必要です。ということになります笑)

こうしたように、時給を渋ってて変わりに人をたくさん使ってると永遠と人件費は下がりませんし、まともに管理もできないでしょう。(満足度チェックも教育も営業管理も)

■採用単価

次の問題なのが、採用単価です。

10年前は場所にもよりますが、一回の応募で40人〜50人の応募が来て、面接だけでも大変。って記憶がありました。過去の話です。笑

今はまず有りえませんし、20人の応募が来たらすごく良い方ではないでしょうか?また、そこから面接に来ない、入社まで繋げないなんてのもザラに。

しかも採用媒体も結構高額なんですよ。プランにもよりますが、10万以下って奇跡に近い。あっても来ない笑。ある意味、採用戦争が起きてます。

採用単価をあまり考えてない方はここの当たりで考え方を変えてもいいかと思います。

簡単です。

採用単価=媒体費用÷採用人数(※応募数はあくまで求人業者のヒット率なのでこちらには関係ありません。ヒットをあげないと採用には結び付けられませんが)

150,000円の費用に対して1人しか取れなかったら採用単価はな、な、なんと!15万円!!アルバイト一人採用するのに15万円かかってるんですよ。

年間で4回出して4人しか取れなくて費用は60万。どうしたら応募が来て、採用に結び付けられるのか。しっかりと考えてやりましょう。

  • 時給を見直す
  • ONとOFFの切り替えをはっきりと(楽しい且つ成長)
  • 働き方を尊重する(飲食店はこうだから!←この考えやってると誰も残らなくなりますよ)

■育成時間給

最後に育成時間給です。

15万円(笑)かけて採用できた大事な1人。しっかりとモノにしたいですよね。未来のリーダーへ!もちろん、皆さんその気持は大いにあるかと思います。

ただ、最初は当たり前ですが、誰もなにもできません。これ結構勘違いしている人が多いですが、経験者だからって変な期待してますが、場所が違えば勝手も違うし、人も違えばやり方も違います。要は経験者といえど慣れるまで一定期間の時間を要するということです。(雰囲気や人の考えなどに慣れる期間最低でも1ヶ月は必要ではないですか?)

話を戻します笑。スタートの段階でどれくらいの時間を要するかは店によって異なりますが、だいたい100時間〜120時間くらいだと仮定しましょう。

1,150(新人さん)×100h=115,000

1,300(トレーナー)×50h=65,000(ベタ付きで教える時間は半分くらいにしてます)

にしても約18万円かかります。

なので、採用から1人がある程度一人前になるのにこの計算では33万かかる計算になります!

いや〜恐ろしいですね笑

教育に時間を割くことは必然だと私は思っているので然るべき費用だと感じております。辞めないで店の想い通りに成長してもらうには何が必要なんでしょうね。飲食店の永遠の課題ですね。

■まとめ

  1. 時給をケチってあげない考え方は間違っている(しっかりと評価基準を作ってあげましょう)
  2. 人をとりあえず当て込むオペレーションを組まない!(アルバイトさんの事情では今日入ったから明日入れない。って当たり前にありますよ。だって扶養なんだもん)
  3. 採用単価をできる限り抑える且つ応募がたくさん来るように求人業者にお願いする!
  4. 応募からしっかりと面接、面接から採用に繋げる。(面接に来ない原因。採用したのに来ない原因は店に有。)
  5. 早期戦力化を図れるように仕組みを作るべき。(教育時間を惜しみなく使いましょう。)

EX.店舗レベルが上がれば自ずと評価するお客様は増えます。より良くするために客単価をあげていきましょう。お客様の心理が「少し高くなったけど好きな店だもん。仕方ないよね。」なんて言ってもらえたらレベル上げに成功です!

いかがでしたでしょうか?

明日からすぐにできるものもあれば、しっかりと考えながら行うことも必要なものもあります。

人はお店の財産です!節約のための近道は「教育」と「定着率」です!

最後までお読み頂きありがとうございました!

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キミタ(Blog name)

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